女性に農業は、ムリだ...そう言われてきました

2020年に、新卒で入社した金融機関を退職して、農業を始めました。それも、主人の実家である「萬奥農園」という歴史のある栗専門農家を引き継いだのです。

(ちなみに、萬奥農園は、大正時代から続く栗専門の農家で、栗の品評会では、”農林水産大臣賞“という最高位の賞を過去九度も受賞しています)


私自身、農業をやったこともありませんし、ましてや栗の栽培など未経験でした...さらに、世間では「農業=力仕事」というイメージが強く、周りからは、「女性には、農業はムリ」そう言われてきました。

最初は、自信もありませんでしたが...


いいものを作って、それを食べてもらう。そして、「美味しかったです!」そう言ってもらえる農業の魅力にはまっていきました。

ただ、農業は自然との兼ね合いもあるので一筋縄ではいきません。雨、風の心配が絶えませんし、木の手入れもまだまだ技術不足です...

今はまだ、三代目の園主から栗栽培の知識を仕込んでもらっています。三代目が手入れをしたこの木は、幹が太く、50年以上も生きています。

萬奥農園は、家族経営と決して大きくはありませんが、農林水産大臣賞を九度受賞したという実績。そして、大正時代から続く長い歴史があります。

また、栗の栽培・収穫・選別を手作業で行っております。栗の収穫は、特に大変で急斜面の栗山を登り、栗1粒1粒を拾って周ります。

こうした確かな実績と歴史、そして栗栽培に一年中、時間をかけて丹精込めて作った栗をぜひ、お手にとってみてください。

萬奥理紗